内容説明
一見、複雑で理解しがたく見える年金制度も、骨格部分は案外シンプルである。本書では、その骨格部分を掴むことができるように、危惧される公的年金財政、巨額な年金積立金の運用、複雑化する私的年金制度、年金制度と他の社会保障制度の関連等、近年、特に関心の集まっているポイントを押さえつつ、体系的な解説を展開している。また、これまでのさまざまな年金改革論も取り上げ、今後の年金改革のあり方を展望する上でも有用な1冊。
目次
第1章 日本経済の中の年金制度
第2章 年金制度の歴史と仕組み
第3章 公的年金制度はなぜ必要か
第4章 給付水準
第5章 年金財政の仕組み
第6章 年金積立金と経済見通し
第7章 日本の公的年金財政
第8章 私的年金制度
第9章 年金制度とその他の老後保障制度
第10章 年金制度改革は成功するか
著者等紹介
井口直樹[イグチナオキ]
1951年生まれ。1974年東京大学経済学部卒業。現在、国民年金基金連合会常務理事。津田塾大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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