大正期の家族問題―自由と抑圧に生きた人びと

個数:

大正期の家族問題―自由と抑圧に生きた人びと

  • 提携先に2冊在庫がございます。(2025年06月04日 23時39分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 256,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784623056682
  • NDC分類 367.3
  • Cコード C3036

内容説明

高い離婚率と私生子たちの嘆き。許婚や婿養子の多さと内縁者の苦しみ。貧しさに追われながらも、自由恋愛主義と「家」制度のはざまに揺れた、大正時代のさまざまな家族の暮らしを浮き彫りにする。最近では、「昔の家族は良かった」という論調が盛んだが、それはかなり幻想に近い。本書では、多方面の資料から実態を検討し、これまでにない大正期の家族像の矛盾に迫る。

目次

第1部 自由と抑圧の到来―大正前期を中心に(きびしい時代背景と変わり目;自由恋愛事件の頻発;新聞家庭相談の流行;下層家族の生活;農家と新中間層にみる女性の暮らし)
第2部 新たな家族の姿と格差―大正後期を中心に(柳原白蓮事件をめぐる波紋;家族紛争と法との食い違い;国勢調査が示す家族像;新しい家族観のめばえ;大衆文化と家族の格差)
自由と抑圧のなかで

著者等紹介

湯沢雍彦[ユザワヤスヒコ]
1930年東京都生まれ。東京都立大学人文学部社会学専攻・同法学専攻卒業。東京家庭裁判所調査官、お茶の水女子大学教授、郡山女子大学教授、東洋英和女学院大学教授を経て、お茶の水女子大学名誉教授、養子と里親を考える会理事、地域社会研究所理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

midnightbluesky

4
考察から受けた印象は、大正期と今現在が大変酷似しているということ。特に労働者の生活に困窮し、日々の労働に追われ余暇の楽しみがない、というところなど。じゃぁ、このまま戦争に突き進むのか?という不安に駆られてしまうぐらい似ているのではないのか?と思った。2012/02/17

takao

2
ふむ2023/12/10

MIRACLE

1
大正時代の約15年の、日本の家族問題(紛争・状況・結婚離婚などの諸行動)について、広い立場から、検討を試みた本。二部構成で、第一部で大正前期、第二部で大正後期をあつかっている。この時代の日本は、国民皆婚(国民の98%が結婚を経験)であり、離婚率が減少(1.13~0.87。現在の2分の1以下)していた。明治の終焉は解放感をもたらしたが、ずっと不況だった。そのため、女性が離婚して一人で暮す余裕などなかった。戦前日本の家族問題は、女性が無権利の状態にあった、ということが、すべてだと思う(子の親権すらなかった)。2013/12/28

Arte

1
原敬が国民を鼓舞しようと、先進6ヶ国の中で何か日本が一番なものを探しなさい、と命じたら、一位なのは私生児の数と離婚率だけだった、というのが面白い。あと、田舎以外では意外に三世代同居が少ない(年寄りが早く死ぬから)とか、民主主義の機運が非常に高まっていたとか。長野の山奥の村で、1家族30人ぐらいなんだけど、男で妻がいるのは当主だけで、あとは当主の親族と、女性親族の子供だけで一家が成り立っている(結婚にはお金がいるので、当主以外は結婚せず、事実婚で生まれた子供は女性側で育てられる)というのも興味深い。2012/08/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/612005
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品