内容説明
インターネットの普及や市民活動の興隆などを背景に、「ネットワーク」への関心は高まりを見せている。本書は、初学者が実際に調査や分析を行うための入門書であり、ネットワークを「調査分析(把握・測定)と実践表現(過程・表現)」の4つのフェーズから総合的に扱う。さらに、インターネットの分析や実践の事例を多数盛り込んでおり、社会の様々な「つながり」を解き明かす。
目次
ネットワークを調査する
第1部 ネットワークの効果を測る(パーソナルネットワークの基本的な考え方;パーソナルネットワークを測定する ほか)
第2部 ネットワーク構造を描きだす(ホールネットワークの基本的な考え方;ホールネットワークを調査する ほか)
第3部 ネットワークのプロセスをたどる(越境するネットワークの基本的な考え方;ネットワークのプロセスを調査する ほか)
第4部 メディアとしてのネットワーク(情報ネットワークの基本的な考え方;インターネットと社会調査 ほか)
著者等紹介
平松闊[ヒラマツヒロシ]
1940年生まれ。大阪大学大学院を修了し、九州工業大学、甲南大学文学部社会学科教授・副学長を経て、2009年3月甲南大学を定年退職。現在、甲南大学名誉教授。専門は数理・計量社会学(社会ネットワークのモデル構築を中心に)
鵜飼孝造[ウカイコウゾウ]
1958年生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科博士課程単位取得退学。北海道大学、甲南大学などを経て、同志社大学社会学部社会科学教授。専門は、理論社会学、社会運動論、ネットワーク論
宮垣元[ミヤガキゲン]
1970年生まれ。慶応義塾大学大学院政策・メディア研究科博士課程修了。博士(政策・メディア)。ライフデザイン研究所(現第一生命経済研究所)研究員などを経て、甲南大学文学部社会学科教授。専門は、経済社会学、非営利組織論、コミュニティ論
星敦士[ホシアツシ]
1974年生まれ。東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程単位取得退学。社会保障・人口問題研究所客員研究員を経て、甲南大学文学部社会学科准教授。専門は、パーソナルネットワーク研究、社会階層論、社会調査法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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