内容説明
戦後日本は急速な経済成長を実現したが、その代償として日本列島は効率性中心の画一的な地域社会の集合体へと変質し、特に地方都市の持続可能性は急速に衰退した。豊かさが実感できる先進国とは、個性豊かな地域経済のアンサンブルからなる成熟型経済社会である。本書では、グローバル化の中で輝く地域振興と地域密着型中小企業の関連性が解明されている。
目次
序章 グローバル化時代の地域振興と中小企業
第1章 国の地域中小企業政策と地方自治体―ベンチャー支援に特化する国の出先機関と新機軸が求められる自治体
第2章 地域中小企業と自治体産業政策
第3章 地域振興と中小企業金融
第4章 新しい産業集積の形成と地域振興
第5章 地域社会を支える中小企業の革新
第6章 まちづくりと中小商業・商店街
第7章 山村の持続と農林業振興
終章 地域振興と地域内経済循環
著者等紹介
吉田敬一[ヨシダケイイチ]
1949年生まれ。同志社大学大学院商学研究科を経て、駒澤大学経済学部教授、博士(経済学)
井内尚樹[イノウチナオキ]
1959年生まれ。立命館大学大学院経営学研究科を経て、名城大学経済学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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