内容説明
20世紀に入って以降、国家間の紛争・戦争が多発し、かつ一般市民への迫害・虐殺も史上例を見ない頻度と規模で起こり続けている。これに対して先進各国や国際社会はどのように臨み、いかなる政策を取ったのか(あるいは取らなかったのか)。数多き失敗から教訓を学び、新たな集団人間破壊の発生を防止するための政策を示す。ピューリッツアー賞、全米図書批評家協会賞、外交問題評議会賞受賞図書、待望の翻訳。
目次
第1部 最も非人間的な犯罪の続発(集団人間破壊者;名もなき犯罪;名前を与えられた犯罪;レムキンが創り出した法律;致命的適対者)
第2部 二〇世紀後半に続発した集団人間破壊(カンボジア―「孤立する巨人」;大声で留保条件を求める;イラク―「人権と化学兵器使用は別問題」;ボスニア―「埋葬の単なる目撃者」;スレブレニツァ―「打ちのめされる」 ほか)
著者等紹介
パワー,サマンサ[パワー,サマンサ][Power,Samantha]
1970年アイルランド生まれ。1979年アメリカ移住。1992年エール大学卒業。ポール・ケネディ教授のゼミ生(世界史専攻)。レムキン博士を知る。1993~96年旧ユーゴスラビア、コソボ、カンボジア、イラク、ルワンダ、スーダン他の紛争現場から世界の主要紙に寄稿。特にユーゴスラビアからの報道は、世界に向けた警鐘乱打となった。1998年ハーバード大学School of Law卒業
星野尚美[ホシノナオミ]
1950年富山県生まれ。ハーバード大学Kennedy School of Government卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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takao
メルセ・ひすい
muko1610
roxy001960