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内容説明
保育現場に出向く巡回相談の実際について、相談実践を積み重ねた著者たちが、保育所・幼稚園・学童保育で、子どもが「参加」を実現していく事例を紹介して考察する。保育者と相談員が互いに学び合い、話し合いを深めることで、表面的な子どもの言動の背後にある思いをつかんでいく。保育の中で生じる問題を特定の子どもだけの問題と捉えず、クラス全体の育ちを促す契機として、保育者が保育を創り、互いに支え合う過程を描いている。
目次
序章 巡回相談―専門職が子どもの現場に出向く時代
第1章 困難をかかえた子どもが保育へ参加する
第2章 「問題行動」を挑発する子どもへの気づきから楽しい活動をつくった保育
第3章 見捨てられ不安の強い子が安心して仲間と関われるようにした保育
第4章 脳性まひの子をほどよく援助するようになった保育
第5章 友だちへの淡い関心を関わりへと育てた保育
第6章 欠点を指摘し合う子どもたちが、お互いを認め合うまでに成長した保育
第7章 自閉傾向の子どもへの個別配慮とクラスの遊びづくり
第8章 生活の中から子どもの関心を見出して仲間との関係につないだ学童保育
第9章 実際の巡回相談の様子―実務の手順と現場を支援する機能
第10章 インクルージョンの実現と巡回相談の役割
著者等紹介
浜谷直人[ハマタニナオト]
首都大学東京都市教養学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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