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Minerva21世紀ライブラリー
古典で読み解く哲学的恋愛論

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  • サイズ B6判/ページ数 245p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784623054541
  • NDC分類 152.1
  • Cコード C3310

内容説明

人を好きになるとはどのようなことなのか―。本書は、男と女の性的な違いを恋愛の基礎とし、ツルゲーネフ、スタンダールやサドなど、約20の古典作品を引用しつつ、それらの解釈に基づいて新たな恋愛の哲学を構築する。

目次

第1章 性差としての世界(世界とは;性差について;性差に基づく世界)
第2章 性差としての恋愛(恋愛の始まり;性差としての恋愛;精神性について;猥褻性について;恋愛の空間性について;恋愛の時間性;嫉妬について;世界の性差の止揚)
第3章 異常愛について(記号論について;田山花袋『蒲団』に見られるフェティシズム;阿部定事件に見られるフェティシズム;サディズム・マゾヒズム;『痴人の愛』における愛のかたち;『トリスタンとイゾルデ』に見られる愛のかたち;異常愛についての定義)
第4章 恋愛の存在論あるいは恋愛の倫理(提喩と換喩;性差とレトリック;性差と無;知覚的世界とレトリック;性差と否定性;恋愛の倫理と通常の倫理;異常愛と無)

著者等紹介

竹原弘[タケハラヒロシ]
1947年徳島県生まれ。1972年早稲田大学文学部哲学科卒業。1975年早稲田大学大学院文学研究科哲学専攻修士課程修了。1979年大正大学大学院文学研究科哲学専攻博士課程満期退学。徳山大学経済学部教授を経て、四国大学文学部教授。専門は西洋哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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