内容説明
どこから見ても非の打ちどころのない真面目人間、あるいは神格化と言うにふさわしい理想的人物とされてきた吉田松陰の実像は、いかなるものだったか。前著『エピソードでつづる吉田松陰』では文字通り普段着の松陰像を取り上げたが、本書ではさらに別の側面、とりわけ兵学者や教師として世に出た松陰がいかに発言し、行動したのかという角度から、松陰や村塾に関わるエピソードや話題を取り上げる。
目次
1 松陰その人と家族関係
2 江戸の学校と教育制度
3 教育への視点
4 村塾に関わる問題
5 今も昔も沢山いる松陰ファン
6 時務論、政治社会問題への興味・関心
著者等紹介
海原徹[ウミハラトオル]
1936年山口県生まれ。京都大学卒、京都大学助教授、同大学教授を経て、1999年京都大学停年退官。現在、京都大学名誉教授。前京都学園大学学長。教育学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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