出版社内容情報
現代文化を社会学的にとらえるための経験的・実証的アプローチを説く。
内容説明
「文化」とはなにを指すのだろうか。そしてそれを社会学的に分析するとはどういう作業なのだろうか。本書は先行研究の整理と具体的な文化事象の分析を通して、文化を実証的・経験的にとらえるための視点と方法を説く。
目次
文化社会学の視座
第1部 文化のとらえ方(メディアと集いの文化への視座―経験的/批判的アプローチからマルチメソッド・アプローチへ;表現文化への視座―文化作品は人に何を与え、人と人とをどうつなぐのか;世代や世相の文化への視座―量的アプローチと質的アプローチ ほか)
第2部 のめりこむメディア文化(なぜケータイにハマるのか―メールコミュニケーションの社会学;テレビ視聴のスタイルはどのように変化したか―能動的受け手とツッコミの変質;なぜキャラクターに「萌える」のか―ポストモダンの文化社会学 ほか)
第3部 そこにある日常の文化(現代の親子関係とはいかなるものか―仲良し母娘とその社会的背景;地方に生きるとはいかなることか―現実は「豊か」か「貧しい」か;差異化コミュニケーションはどこへ向かうのか―ファッション誌読者欄の分析を通して ほか)
著者等紹介
南田勝也[ミナミダカツヤ]
1967年生まれ。2002年関西大学大学院社会学研究科博士課程後期課程修了。現在、神戸山手大学現代社会部准教授、博士(社会学)
辻泉[ツジイズミ]
1976年生まれ。2004年東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程単位取得退学。現在、松山大学人文学部准教授、博士(社会学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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