内容説明
民主主義を歴史的に位置づける―アメリカ民主主義の歴史的特徴、文化的性格、さらには現在のあり様について議論する。
目次
アメリカ・民主主義・現代世界史
第1部 歴史としてのアメリカ民主主義(生成するアメリカ民主主義―独立革命と膨張する共和国がもたらした近代;ホーソーンと民主主義)
第2部 アメリカ民主主義の特質から再検討の試みへ(アメリカの代表民主政と裁判官選挙;民主主義の「再生」を求めて―革新主義期における生活様式としての民主主義)
第3部 冷戦とコンセンサス時代のアメリカ民主主義(冷戦初期の市民教育と歴史像―「自由の列車」運動の役割をめぐって;亡命知識人の見たアメリカ民主主義―一九五〇年代のアーレントを中心に ほか)
第4部 アメリカ民主主義の現在(コンセンサスなき協調―共和党多数期における予算編成の歴史的位相;アメリカ民主主義の輸出―中東民主化構想を中心に)
著者等紹介
紀平英作[キヒラエイサク]
1946年東京都生まれ。1972年京都大学大学院文学研究科修士課程修了。京都大学文学部助手。1983年京都大学文学部助教授。1982~83年ノースウェスタン大学歴史学部客員研究員(フルブライト研究員)。1986~88年プリンストン大学歴史学部客員研究員(国際文化会館新渡戸フェロー)。1993年京都大学文学部教授(現代史学担当)。京都大学博士(文学)。2001~04年京都大学大学院文学研究科長・文学部長。現在、京都大学大学院文学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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