内容説明
好評の入門書をさらに使いやすく改訂。新会社法に対応、また、経営戦略論の新しい潮流をカバー。基礎用語や概念を整理しながら、ケーススタディなどを通じて学生やビジネスマン自身が独学できる機会を提供する経営学の入門書。
目次
現代社会と経営学―経営学を学ぶ意義
第1編 経営学と企業の特徴(経営学とその位置づけ;企業の特徴;規業の分類;株式会社の特徴と仕組み)
第2編 経営理論の流れ(経営学の発生;テイラーと科学的管理法;ヘンリー・フォードとフォーディズム;ファヨールと管理過程論;メイヨーと任ガン関係論;行動科学と統合理論;近代管理論からコンティンジェンシー理論へ)
第3編 経営組織の特徴と理論(組織とは何か;基本的な組織形態;さまざまな組織形態)
第4編 個別の管理論および経営論(経営戦略論;人事管理とリーダーシップ論;マーケティング論;生産管理論;財務管理論;日本的経営論;現代社会と企業)
著者等紹介
井原久光[イハラヒサミツ]
1952年東京生まれ。慶應義塾大学経済学部および早稲田大学第二文学部を卒業。米国インディアナ大学経営大学院修士課程(MBA)修了。日産自動車株式会社勤務後、産能短期大学、長野大学を経て、東洋学園大学および大学院教授、早稲田大学社会科学部講師(非常勤)、日本大学経済学部講師(非常勤)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うちけん
1
中小企業診断士の副読本として読みました。診断士の勉強で断片的な知識はありますが体系的に理解していなかったので経営学を横断的に勉強するために読みました。歴史的な背景を時系列で並べているので断片的な知識が繋がりました。それぞれの理論が生まれた背景が解説してあり、論理的にも繋がりました。 ポーターやチャンドラーなどの顔写真と生い立ちが載っているので記憶にも残りやすくなっています。 とてもよい本です。オススメです。 2018/08/21
ryo
1
ざっくりと経営学について勉強したかったので、読みやすくて勉強になった。今度は経営戦略など、個々の領域について読み進めていきたい。2017/12/04
遠藤 a.k.a. Kon
1
経営学というより人事労務管理論に近い印象。2014/06/03
おじ
1
学問として経営学の位置づけをしっかりさせようという心意気が感じられる。経済学や社会学との比較は個人的にはありがたかった。理論やその提唱者の背景事情をコンパクトに説明されていた点がよい。じっくり研究しようとする人の最初の一冊と学問(教養?)としてざっくり知りたい人の概説書を兼ねてる感じですかね。2014/05/18
ろーじゃ
1
経営学関係の試験の問題は、この本からよく引用されてるともっぱらの噂です。経営学を本格的に勉強する人なら手元に是非とも置きたい本です。経営学の各理論の歴史的背景や、日本や欧米の企業慣行の解説が特に丁寧でわかり易かったです。2013/04/02