内容説明
近年のグローバル化の中で、変化しつづける企業。資本主義の基本単位である企業をさまざまな環境変化への適応という側面から詳細に分析し、現代資本主義とは何かを考察する。
目次
企業分析の射程
第1部 企業の内部と企業間関係(製品アーキテクチャーの戦略的マネジメント―システムLSIのプラットフォーム開発;生産管理技術の移転―花王・ライオンのタイ進出戦略と現地生産方式;パッケージ・ソフトウェア開発における労務管理―「五月雨式」開発手法と緩やかな管理;グローバリゼーション下のドイツ企業と管理層職員―旧ヘキスト社の事例;半導体設計産業の生産システム)
第2部 企業・政府間関係(新薬開発をめぐる企業と行政―治験を中心に;企業の技術開発と支援機関―東京都立産業技術研究センターの事例;市場経済化と企業成長―宝山鋼鉄の事例;社会的ネットワークの企業活動―イギリスのコダック)
著者等紹介
工藤章[クドウアキラ]
1946年生まれ。1975年東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得。現在東京大学社会科学研究所教授
井原基[イハラモトイ]
1971年生まれ。2000年東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。経済学博士。現在、埼玉大学経済学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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