ガヴァナンス叢書
グローバル・ガヴァナンスの歴史的変容―国連と国際政治史

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  • サイズ A5判/ページ数 296p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623048922
  • NDC分類 319.9
  • Cコード C3336

内容説明

国際政治史の流れの中で、国連史を位置づけた初の本格的研究。内外の第一級の国際政治学者と歴史学者、実務家がコラボレート。グローバルな国際関係の変容、国連が国際政治に与えるダイナミズムを史料に即して解き明かし、今後の国連のあり方に示唆を与える。

目次

序章 国連の役割―歴史的観点からの考察
第1章 戦間期東アジアにおける国際連盟―国際協調主義・地域主義・ナショナリズム
第2章 中華民国の国際連盟外交―「非常任理事国」層から見た連盟論
第3章 帝国からガヴァナンスへ―国際連盟時代の領域国際管理の試み
第4章 ソ連、国連と東アジアにおける冷戦―朝鮮戦争を中心に
第5章 スエズ危機―国連の転回点
第6章 イギリス帝国の終焉と国連―イギリスの対国連政策(1960‐1961)
第7章 「非介入の名のもとでの介入」―ケネディ政権とコンゴ国連軍
第8章 国連特別基金と台湾経済建設―国際機関と技術協力
第9章 平和維持活動―理論と実践
第10章 国連平和維持活動の軌跡―PKOの光と影

著者等紹介

緒方貞子[オガタサダコ]
独立行政法人国際協力機構(JICA)理事長

半澤朝彦[ハンザワアサヒコ]
明治学院大学国際学部助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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なーちゃま

1
国連やPKOを中心とした国際政治の推移について論じている。歴史的に国際政治の事象を振り返る手法で、ポスト冷戦後の民族紛争やPKOの活動、例としてコンゴ紛争とスエズ動乱(第二次中東戦争)、イギリスの植民地保持がどのように崩れていったかを挙げている。今までは「1960年はアフリカの年」として植民地がまるである年に突然無くなったかのように錯覚していたが、脱植民地化は突然起こったわけではなく、主に宗主国側に影響が出ないような過程を経て、さらに国際政治と被植民地側の圧力を経て、独立へと至ったことが実感できた。2020/08/03

せんこ

0
普遍的なものの見方の非常に参考になった本.

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