Minerva西洋史ライブラリー<br> ブルゴーニュ国家とブリュッセル―財政をめぐる形成期近代国家と中世都市

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ブルゴーニュ国家とブリュッセル―財政をめぐる形成期近代国家と中世都市

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  • サイズ A5判/ページ数 353p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623047482
  • NDC分類 342.35
  • Cコード C3322

内容説明

本書は、80年代ヨーロッパ学界に源流をもつ「近代国家の生成」の議論を基底として、国際政治経済学や比較制度分析、歴史制度分析に至る諸学説を視野に収めつつ、財政をめぐる形成期近代国家と都市という視点で、中世後期ブルゴーニュ国家とブリュッセル財政の関係を実証的に分析したものである。まず中世盛期フランドル伯の財政を出発点に取り、それがブルゴーニュ公国の財政へと組み込まれるなかで、中世後期に至るブルゴーニュ領邦国家における財政諸制度の「近代化」過程を追跡する。他方、ブリュッセル内の政治権力とブラバント公・ブルゴーニュ公という上級権力とが、財政面を通じてどのように関係づけられるのか、毛織物ギルドやショセあるいはナシオンと呼ばれる中世都市特有の権力構造とその部分的財政の在り方を中心に辿る。そして、ブリュッセル自身の経済的成長が、間接税に重心をおく典型的な都市財政を現出させ、それが君主への援助金上納というシステム形成へと連なることを示し、領邦国家と中世都市との結合力を明らかにする。

目次

国家と市場の経済史―本書の理論的背景
第1部 近代国家の形成とその財政政策―フランドル伯領‐ブルゴーニュ公国の事例(中世後期南ネーデルラントにおける領邦財政―都市財政との関係をめぐる予備的考察;フランドル伯領・ブルゴーニュ公国における財政システムとその変遷;近代国家形成過程における財政機構の拡充―ブルゴーニュ国家の場合)
第2部 財政をめぐる中世都市と領邦国家―ブリュッセルを事例として(近代国家形成過程における都市エリートの学説史的検討―第2部序説に代えて;中世後期ブリュッセルの経済と社会―その概観;ブリュッセル毛織物工業史論序説―14~15世紀における生産構造の転換を中心に;14~15世紀ブリュッセル権力構造の再編―毛織物ギルドとナシオンの統合をめぐって;中世後期ブリュッセルの財政構造―ショセと毛織物ギルドの財政をめぐって;財政をめぐる中世都市と形成期近代国家―展望を込めて)

著者等紹介

藤井美男[フジイヨシオ]
1956年山口県宇部市生まれ。1980年九州大学経済学部卒業。1986年九州大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。1986~93年九州産業大学商学部講師・助教授。1997年同経済学部教授・博士(経済学)(学部改組による)。1999年九州大学経済学部教授。2000年九州大学大学院経済学研究院教授(大学院重点化改組による)。専門、西洋経済史、近代国家形成史、西欧中近世都市史、西欧手工業史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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人生ゴルディアス

2
難しすぎるというか、文献レビューをごたまぜにしないでくれますか……というのが正直なところ。タイトルに沿った内容って2割もいかないんじゃないのか。文献一覧には面白そうなのあったから、その意味では多少役に立ったかな。あと、「14世紀の交に」とか何度か出てきて誤植?と思ったら、交=転換期とかの意味らしいと知る。こんな語彙初めて知った…。あとプロソポグラフィというのも初めて知ったんだけど今の歴史学分野ではどんな扱いなんだろ。2020/08/13

rbyawa

0
a120、ブルゴーニュというのは現在のベルギー近く、当時はフランスとスペイン・ハプスブルク家との間を彷徨い(いや、逆に一代権力地でもあったんですが)、歴史書の中心になるという地域ではなく、この地域を研究するのにまず帳簿などの分析をしなくてはならない、というところまではいいと思うんですが、帳簿を研究する方法論から延々延々、現在の学会がそこに至るまでの道のり、この地域の現代の視点による位置まで語られてるとなると、ちょっと大変だったかな...orzせめて研究結果だけにならないのかしら2010/07/01

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