内容説明
新たな世紀を迎えた今、20世紀の文学の再考が必要であろう。その激動の時代をくぐりぬけた代表作家ヘミングウェイの人生と文学にスポットをあて、いまなお読み継がれる理由を探るとともに、現在の視点から再評価を試みる。
目次
第1部 ヘミングウェイの世界(読み直されるヘミングウェイ―「男らしさ」の変容;ヘミングウェイをクィアする―イン/アウト批評からの脱却 ほか)
第2部 ヘミングウェイとアメリカ作家(ヘミングウェイとマーク・トウェイン―“女”をめぐるアメリカ文学的因縁について;ソロー、ヘミングウェイ、T.T.ウィリアムス―ネイチャーライティングから反自然誌へ ほか)
第3部 ヘミングウェイとFBIファイル―ファイルの空白に見る隠された素顔(FBIファイルの謎;ヘミングウェイのもたらした情報 ほか)
第4部 ヘミングウェイと日本作家(インタビュー 私とヘミングウェイ―小川国夫氏に聞く;解説 “戦後”の原風景と詩人―飯島耕一とヘミングウェイ)
著者等紹介
今村楯夫[イマムラタテオ]
1943年生まれ。東京女子大学文理学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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