Minerva英米文学ライブラリー
アーネスト・ヘミングウェイの文学

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  • サイズ A5判/ページ数 271,/高さ 21cm
  • 商品コード 9784623046898
  • NDC分類 930.28
  • Cコード C3397

内容説明

新たな世紀を迎えた今、20世紀の文学の再考が必要であろう。その激動の時代をくぐりぬけた代表作家ヘミングウェイの人生と文学にスポットをあて、いまなお読み継がれる理由を探るとともに、現在の視点から再評価を試みる。

目次

第1部 ヘミングウェイの世界(読み直されるヘミングウェイ―「男らしさ」の変容;ヘミングウェイをクィアする―イン/アウト批評からの脱却 ほか)
第2部 ヘミングウェイとアメリカ作家(ヘミングウェイとマーク・トウェイン―“女”をめぐるアメリカ文学的因縁について;ソロー、ヘミングウェイ、T.T.ウィリアムス―ネイチャーライティングから反自然誌へ ほか)
第3部 ヘミングウェイとFBIファイル―ファイルの空白に見る隠された素顔(FBIファイルの謎;ヘミングウェイのもたらした情報 ほか)
第4部 ヘミングウェイと日本作家(インタビュー 私とヘミングウェイ―小川国夫氏に聞く;解説 “戦後”の原風景と詩人―飯島耕一とヘミングウェイ)

著者等紹介

今村楯夫[イマムラタテオ]
1943年生まれ。東京女子大学文理学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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1
押さえるべきところを一冊でだいたい押さえた、とても良い論集。批評的にも、資料研究からクィア、ポスコロ、エコクリまで幅広く、ヘミングウェイ自体それはど難しい作家ではないので、文学研究入門と銘打ってもいいのではないか。といって、レベルが低いわけでもなく、特に第二部ヘミングウェイとアメリカ作家に寄稿しているのは錚々たる顔ぶれ。ヘミングウェイの個人主義が家族の抑圧と不可分と見抜く平石論文、自己の透明度においてカーヴァーとの差異を明らかにする柴田論文が白眉。2012/06/23

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