内容説明
八代学院創立者の軌跡。欧米諸国の宣教団体によって日本での布教が始められた。その一つとして日本聖公会が成立している。本書では英国国教会の神戸における布教と教育活動を、神戸国際大学(八代学院)創立者・八代斌助の生涯から描く。
目次
第1章 神戸教区における英国国教会の布教と展開―英国福音伝播協会(SPG)と英国教会伝道協会(CMS)の活動
第2章 フォス主教の布教の始まり―神戸における布教と教育活動
第3章 戦前における日本聖公会―神戸教区の伝道活動
第4章 戦時下における日本聖公会―一九四八年ランベス会議への報告に基づく八代斌助主教の思想と行動
第5章 戦後における日本聖公会(一)神戸教区における八代斌助師父の思想と行動 松蔭女子学院と神戸修道院
第6章 戦後における日本聖公会(二)八代斌助師父の思想と教育活動 自らが手がけた学校への想い
コラム 「懐かしき神戸教区垂水聖公会センターの思い出」
付録 神戸教区内教会の歴史
著者等紹介
桑田優[クワタマサル]
1945年生まれ。1973年関西学院大学大学院文学研究科博士課程単位取得。神戸国際大学経済学部教授。専攻は日本社会経済史
平尾武之[ヒラオタケシ]
1942年生まれ。1970年松蔭女子大学文学部キリスト教学科卒業。現在、八代学院事業部主幹(資料室担当)。専攻は日本キリシタン史
山本祐策[ヤマモトユウサク]
1936年生まれ。1968年中央大学大学院法学研究科博士課程単位取得。元神戸国際大学経済学部教授。専攻は民事法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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