内容説明
中高生を中心とした15万件を超えるアンケート調査・インタビュー調査のデータから見えてきた10代の現状とその背景にある日本社会のひずみ。「性教育」から「生教育」へ、「予防教育」から「希望教育」へ、今求められる新たな教育(WYSH教育)のあり方を提示する。
目次
第1部 若者の性の異変(調査データに見る若者の現状;蝕まれる若者の性の健康)
第2部 なぜ若者に性の異変が生じたか(性情報の風圧―増殖するポルノ化社会;社会的サポートの乏しい若者たち ほか)
第3部 産婦人科医と養護教諭が見てきた現実(ある産婦人科医の証言;ある養護教諭の証言)
第4部 何をなすべきか(若者のニーズと予防教育の現状;科学的根拠のある予防対策へ ほか)
著者等紹介
木原雅子[キハラマサコ]
京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻社会疫学分野助教授。1954年、長崎県諫早市生れま。長崎大学卒。医学博士。1979年から日米で循環器疾患の基礎的研究に従事したのち、1992年より神奈川県立がんセンター臨床研究所で、発がんの分子疫学的研究に従事し、肺がんの遺伝素因の研究で博士号を取得。1994年よりエイズの疫学研究に参加し、行動疫学研究や社会疫学的手法による予防研究を担当する。財団法人エイズ予防財団のリサーチレジデント、カリフォルニア大学サンフランシスコ校エイズ予防研究所リサーチコンサルタント、ニューサウスウエールズ大学国立エイズ社会学研究所(オーストラリア)客員研究員、長崎大学助手、広島大学講師などを経て、2003年より現職。現在、厚生労働省HIV社会疫学研究班若者予防グループ代表、文部科学省性教育実践調査研究委員会メンバー、厚生労働省エイズ予防対策指針見直し検討会委員、(社)全国高等学校PTA連合会健全育成委員会協力委員長、国際協力機構保健医療分野課題別支援委員会委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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