出版社内容情報
日本システムの欧州移転を検証。
内容説明
ＥＵに進出した日本の製造企業を主な対象に、日本型経営・生産システムの欧州への移転状況を現地調査に基づき詳細に分析。アメリカ・東アジアの国際的普遍性を踏まえて、日本システムの国際移転を検証する。
目次
欧州日本工場の分析視点
第１部 日本企業の欧州展開（ＥＵの形成と発展―ヨーロッパ統合への道；ＥＵの作業組織と労使関係―欧州モデル；日本企業の対欧直接投資―国別戦略から汎欧州戦略へ ほか）
第２部 欧州のハイブリッド工場（欧州における日本型ハイブリッド工場の全体像―欧州的制度・システムに適応した「修正的適用」；イギリスにおける電機組立のハイブリッド工場―経営環境の変化と「適用」の進展；イギリスにおける自動車産業のハイブリッド工場―適用と適応のミックス ほか）
第３部 欧州の日本企業（事例１・松下電器産業―汎欧州化とデジタル化への対応；事例２・ソニー―ヨーロッパ市場における日系企業のリーダー；事例３・東芝―高付加価値製品の欧州三国分業体制 ほか）
著者等紹介
公文溥［クモンヒロシ］
１９４６年高知県生まれ。１９７４年東京教育大学大学院文学研究科博士課程満期退学。法政大学社会学部教授
安保哲夫［アボテツオ］
１９３７年ピョンヤン生まれ。１９６７年東京大学大学院経済学研究科博士課程修了、経済学博士（１９８５年）。１９６５～１９９８年法政大学社会学部助教授を経て東京大学社会科学研究所教授。帝京大学経済学部教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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