出版社内容情報
当事者の視点からみたあらたな自立生活論。
内容説明
自立生活運動に関して、「当事者の視点から見る」ことを基本にして構築した新たな自立生活論。日米の歴史と動向をはじめ、直接対象者と関わって積み重ねたケーススタディの集積の結果を紹介する。重い障害をもつ人が地域社会で安心して暮らせるために。
目次
第1部 障害者福祉の歴史的展開と価値変容(障害者問題の歴史観、障害・疾病観の点検;障害者福祉における概念と価値の変容 ほか)
第2部 障害をもつ人たちの自立生活概念と「障害概念」の変遷(「障害」に関する概念の変容と意味;自立生活運動が示した意味 ほか)
第3部 障害をもつ人たちの生活ニーズ把握と自立生活プログラム(介護を中心とした生活ニーズ;エンパワメントしていくための自立生活プログラム ほか)
第4部 障害をもつ人たちの自立生活と障害者ケアマネジメント(障害者ケアマネジメントの理論と実際;障害者ケアマネジメント過程における課題 ほか)
著者等紹介
谷口明広[タニグチアキヒロ]
1956年京都市生まれ。生後間もなく重症黄疸のため脳性マヒとなり、四肢および体幹機能障害で車いすを使用。1980年桃山学院大学社会学部社会学科卒業。2001年同志社大学大学院文学研究科社会福祉学専攻博士後期課程満期退学。2005年社会福祉学博士(同志社大学)取得。愛知淑徳大学医療福祉学部福祉貢献学科教授。(有)自立生活問題研究所所長(1987年~)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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