内容説明
高齢になっても多くの分野で活躍し、成長を遂げる主体的な高齢者を想定する「プロダクティヴ・エイジング」。本書は、日本の定年退職後の余暇生活に注目し、高齢社会日本のボランタリー活動を質的調査により把握・評価することから「プロダクティヴ・エイジング」の可能性を探る。同時に、そのためのボランティア教育・学習の意義と必要性を明らかにする。
目次
「プロダクティヴ・エイジング」の視点と概念モデル―本書の目的と視点
第1部 ボランタリー活動をめぐる国際的展開と研究潮流(1990年代のボランタリー活動をめぐる研究潮流;ボランティアをめぐる国内外の動向と国際的見解;ボランティア統計と測定・評価の必要性)
第2部 プロダクティヴ・エイジングの創出要因―定年退職後のボランタリー活動に焦点をあてて(定年退職をめぐる予備的考察;都市雇用労働者夫妻の生涯生活時間への展望;主体的にボランタリー活動を行う中高年男女―プロダクティヴ・アクティビティの誘因を導くために;シニアボランタリー活動組織における「プロダクティヴ・エイジング」の創出要因)
「プロダクティヴ・エイジング」への可能性―ヴァイタル・エイジングへの挑戦に向けて
著者等紹介
齊藤ゆか[サイトウユカ]
1974年東京都生まれ。1999年横浜国立大学大学院教育学研究科修了(修士「教育学」)。2004年昭和女子大学大学院生活機構研究科博士課程修了(博士「学術」)。聖徳大学生涯学習研究所専任講師。NPO法人全国生涯学習まちづくり協会企画専門員。専門はボランティア・NPO活動論、生活経営学、福祉教育・ボランティア学習(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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