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内容説明
本書は、戦争とマスメディアとの関係について、政権とマスメディアの関係という視点からとらえた分析である。政権との対立と批判をアイデンティティとするアメリカのジャーナリズムが、湾岸危機・戦争において、なぜ明らかな敗北を喫したのかを解き明かしていくことで、ジャーナリズムの本質についての考察を深める。
目次
序章 戦争とマスメディアへのアプローチ―研究の意義とマスコミュニケーションとしてのジャーナリズムへの視点
第1章 湾岸戦争におけるブッシュ政権の「勝利」とマスメディアの「敗北」―政権とマスメディアの関係分析
第2章 ブッシュ政権のメディア戦略―大統領PR史からの構造分析と湾岸危機におけるミクロ分析
第3章 ジャーナリズムとビジネスとの相剋―湾岸戦争におけるジャーナリズムへの不支持とその背景
第4章 戦争報道とマスメディア―米西戦争、ベトナム戦争、日米貿易「戦争」報道における好戦性の分析
第5章 結論と考察―湾岸戦争からイラク戦争へ
終章 批判とジャーナリズム―批判性における日米ジャーナリズム論
著者等紹介
石沢靖治[イシザワヤスハル]
1957年生まれ。立教大学社会学部社会学科卒業。ハーバード大学ケネディ行政大学院修了(MPA)、同大学国際問題研究所フェロー、ワシントンポスト極東総局記者、ニューズウィーク日本版副編集長を経て、学習院女子大学国際文化交流学部教授。博士(政治学)
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