内容説明
産業社会から情報社会への転換とグローバル経済への適応は、フィンランドだけではなく日本を含め各国にとっての重要課題である。本書は、フィンランドの事例を通じて、情報社会と福祉国家の関係について論じるとともに、今後のあり方を展望する。
目次
第1章 フィンランドの情報社会―グローバルな文脈での位置づけ
第2章 モバイル・バレー―ノキア、フィンランド、そしてフィンランド経済の変容
第3章 刷新についてのインノベーション―フィンランド的なインノベーション・システム
第4章 国の福祉―情報社会と福祉国家
第5章 ローカルな情報社会―空間の力学、情報の科学技術そして公共政策
第6章 アイデンティティの力―情報社会と文化アイデンティティの関係
第7章 フィンランド・モデル―フィンランドの情報社会の力学
第8章 フィンランドの課題―結論1
第9章 フィンランドからの教訓―結論2
著者等紹介
高橋睦子[タカハシムツコ]
1995年フィンランド国立タンペレ大学大学院社会政策学科卒業(Ph.D.)。島根県立大学総合政策学部・大学院開発研究科教授
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