出版社内容情報
グローバル化・IT化等を基軸に実態を分析。
内容説明
現代の生産システムの展開は、グローバル化・IT化・モジュール化を基軸に、生産諸要因のグローバルな分散と統合の戦略的配置を特質としている。本書は、このような視角から、日本企業が再構築を進める生産システムの実態を、産業別多様性の中で分析し、日本的生産システムの現代的意義と歴史的位置付けを明らかにすることをめざしている。
目次
第1章 生産システムの進化とモジュール型生産システム
第2章 統合型生産システムと分散型生産システム―オートバイ産業における生産システム間競争
第3章 工作機械産業におけるモジュール化とサービス事業展開―取引単位モジュールの技術的基礎としての製品単位モジュール
第4章 半導体製品開発と生産システムのイノベーション
第5章 情報化・国際化と金型産業における取引構造の変化
第6章 アパレル製造企業の事業再構築と生産システム
第7章 住宅設備機器メーカーの経営革新と国際展開
第8章 鉄鋼産業のIT化と「ネットワーク型」管理の展開
第9章 日本鉄鋼業の一貫管理とプロセス・リンケージ―タイにおける合弁企業の事例を中心に
補章 台湾工作機械産業におけるモジュール化
著者等紹介
坂本清[サカモトキヨシ]
1941年生まれ。1965年早稲田大学第一商学部卒業。早稲田大学大学院商学研究科を経て、現在、大阪市立大学大学院経営学研究科教授
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