出版社内容情報
臨床場面では,その語りを傾聴してはならない人が存在する。半ば無意識に自己を欺く発話行為の実態を踏まえ,治療関係を再考する。
目次
第1部 神経症的キャラクターと精神療法:一般原則(神経症的自己疎外と精神療法;神経症的キャラクター)
第2部 治療マテリアル(言葉と話し手;患者と患者の問題;治療者に対するリアクション)
第3部 治療プロセス(治療的変化の心理学;治療関係;発生論的解釈の問題;治療的変化の行程)
付録 自己欺瞞の心理について
著者等紹介
シャピロ,デイヴィッド[シャピロ,デイヴィッド][Shapiro,David]
1926年ニューヨーク市に生まれる。南カリフォルニア大学にてPh.D.を取得し、オースティン・リッグス・センター主任サイコロジスト、個人開業などを経て、現在はニュー・スクール大学大学院心理学名誉教授。クリニカル・サイコロジスト(ニューヨーク州、マサチューセッツ州、カリフォルニア州)。専攻は精神病理学、臨床心理学
田澤安弘[タザワヤスヒロ]
1964年北海道に生まれる。北海道大学大学院教育学研究科教育学専攻修士課程を修了。メイプル病院など精神科病院勤務、北海道教育大学旭川校助教授を経て、北星学園大学社会福祉学部福祉心理学科准教授、同大学心理臨床センター長および学生相談センター長。臨床心理士。専攻は臨床心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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