出版社内容情報
日米の研究者による日本外交政策の検証。
内容説明
アジアの重要性が高まっている今日、日本の対外政策もまた変化しているのか。本書は政策アクター間の利益の一致度合に焦点を当て、特にアメリカの外圧の効果を検証し、日本外交を研究するうえで幅広い枠組を提示する。
目次
序章 分析の枠組み
第1章 インドシナ外交
第2章 援助外交における国益と外圧
第3章 北朝鮮政策における継続性と非継続性―ミサイル発射実験とKEDO凍結
第4章 中東政策と非二極モデル
第5章 対米経済外交のモデル
第6章 アジア金融危機管理と日米関係―協力と対立の要因
第7章 核不拡散とODA
第8章 大蔵省と円の国際化
第9章 アジア太平洋経済協力会議と日本
結章 アジア太平洋における日本
著者等紹介
宮下明聡[ミヤシタアキトシ]
1964年神奈川県生まれ。1997年コロンビア大学政治学部博士課程修了。Ph.D.(政治学)。東京国際大学国際関係学部助教授
佐藤洋一郎[サトウヨウイチロウ]
1966年東京都生まれ。1996年ハワイ大学政治学部博士課程修了。Ph.D.(政治学)。アジア・太平洋安全保障研究所准教授
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