内容説明
「いのち」は誰のものなのか。その重さ、その大切さを、今あらためて問う。よりよく真に人間らしく共に生きるという視点から、生(いのち)と死にかかわる諸問題をテーマに、4人の有識者がさまざまな領域から語る。
目次
第1部 人のいのちはなぜ重いのか(人のいのちの重さ;生命は誰のものですか;生命はサムシング・グレートからの贈り物)
第2部 いのちを問う―質疑をめぐって
第3部 “特別寄稿”「いのちの尊さ」の認識を深めるために(「いのちの尊さ」の認識―日本の現状/「死生観」の確立;「死生観」についての考察―宗教と哲学/宗教と現代人;子どもと「いのちの尊さ」―死を前提とした教育/具体的な体験を通しての教育/親しい人を喪失した大学生の手紙 ほか)
著者等紹介
野尻武敏[ノジリタケトシ]
1924年生まれ。1949年神戸経済大学(現:神戸大学)卒業。神戸大学経済学部助教授、教授を経て定年退官。神戸大学名誉教授、(財)21世紀ヒューマンケア研究機構理事長、生活協同組合コープこうべ理事長。専門は経済政策論
加地伸行[カジノブユキ]
1936年生まれ。1960年京都大学文学部卒業。文学博士。高野山大学専任講師、名古屋大学助教授、大阪大学教授を歴任。大阪大学名誉教授、同志社大学専任フェロー。専門は中国哲学
村上和雄[ムラカミカズオ]
1936年生まれ。1963年京都大学大学院博士課程修了。米国バンダビルト大学医学部助教授、筑波大学応用生物化学系教授、(財)国際科学振興財団理事・バイオ研究所長を歴任。1996年日本学士院賞受賞。筑波大学名誉教授。専門は生命科学
高木慶子[タカキヨシコ]
1936年生まれ。1972年上智大学神学部博士課程前期修了、博士(宗教文化)。神戸海星女子学院大学助教授を経て、英知大学教授、「生と死を考える会全国協議会」会長、「兵庫・生と死を考える会」会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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