出版社内容情報
【内容】
家庭内や地域での多世代間交流を通して、個々の家族が子育てをする「遊び力」を高めることが、今日求められている。その取り組み方を考察し、こころ豊かで楽しい子育てへの新しい対応の仕方を提案する。
【目次】
まえがき
1 変わりゆく家族と子育て
2 地域で子どもを育む
3 親と子という関係
4 子育ての現在
5 家庭と子育て
6 子育てを考える
7 問われている子育て
終 生きる力を育む
あとがき
内容説明
本書は、「なぜ子育てが難しく感じられるようになってきたのか」あるいは「なぜ育児不安という現象が社会問題になってきたのか」、そして「どうすれば、子育てが楽しくできるのか」あるいは「どうすれば、育児不安という現象を取り除くことができるのか」などについて、一緒になって考えるための手がかりを呈示することを目的にして書かれている。本書では、それがとくに家族の変容や社会の変容にもともと大きな根拠があるということ、だからそうした視点に立って、まず誰か一人の責任などではないということを理解し、何なにが悪いとか、誰だれの責任であるとか、と責め立てるのではなく、改めて新しい対応の仕かたを一緒になって考える指針を提供している。そして、いま問われているのは決して家族の教育力などではなく、家族の遊び力であること、加えて、家族の遊び力がなぜ問われるのかを紹介している。
目次
第1章 変わりゆく家族と子育て
第2章 地域で子どもを育む
第3章 親と子という関係
第4章 子育ての現在
第5章 家庭と子育て
第6章 子育てを考える
第7章 問われている子育て
終章 生きる力を育む
著者等紹介
野々山久也[ノノヤマヒサヤ]
1942年愛知県生まれ。現在、甲南大学文学部教授。兵庫県家庭問題研究所長(21世紀ヒューマンケア研究機構)
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