出版社内容情報
人間圏と地球環境との共生について考察。
内容説明
産業革命以来、近代社会は科学技術の発展のもたらす恩恵と同時に、第三世界が直面する危機、環境破壊、仮想世界と現実世界の二層構造によるアノミーなど、それが生み出す多大なリスクにもさらされている。本書では、産業化の現代的位相の光と陰を問うなかから、21世紀における人間圏と地球社会との共生について考察を加える。
目次
産業化と社会変動
第1部 産業化の現代的位相(産業社会の位相転換―情報化と「静かな生活革命」のゆくえ;消費社会と文化;電子メディア時代の到来―電子社会におけるカオスの縁としてのオルトエリート)
第2部 21世紀への課題(リスク社会の共生空間―不知のエコロジー;環境とライフスタイル―物質・エネルギー論から精神・コミュニケーション論へ;環境グローバリズム時代の原子力発電政策;医療・技術の現代史のために;産業社会と環境社会の論理―環境共生に向けた環境運動・NPOと環境政策)
著者等紹介
今田高俊[イマダタカトシ]
1948年生まれ。1975年東京大学大学院社会学研究科博士課程中退。博士(学術)(1986年)。現在、東京工業大学大学院社会理工学研究科教授
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