出版社内容情報
【内容】
国民生活と労使関係の実態を検証し、諸説との対比からその特質を描出する
さまざまな状況の人々をフォローする目的で整備されているスウェーデンの諸制度の中で、その労使関係を理解するには国民生活の実態を把握しなければならない。本書では、これまでに日本で紹介されたスウェーデンについての情報や諸説と、著者が現地で生活し、調査した実態を対比、検証する。賃金、所得、生活スタイル、など基盤となる要素を中心に分析し、日本との相違点を明らかにした。資料編では、ボルボ・ウデバラ工場の生産システム設計者、K.エルゴード氏自身による開発秘話を掲載、効率的で人間的な生産システムは何かを考える。
【目次】
はしがき
1 雇用・労働時間と労使関係
2 「賃金・所得の社会化」と生活
3 労働・社会生活と労使関係
4 「福祉国家・スウェーデン」と日本の労働運動
資料 新しい生産システムの創造(K・エルゴード)
あとがき
索 引
内容説明
さまざまな状況の人々をフォローする目的で整備されたスウェーデンの諸制度の中で、その労使関係を理解するには国民生活の実態を把握しなければならない。本書では、これまでに日本で紹介されたスウェーデンについての情報や諸説と、著者が現地で生活し、調査した実態を対比、検証する。賃金、所得、生活スタイル、など基盤となる要素を中心に分析し、日本との相違点を明らかにした。資料編では、ボルボ・ウデバラ工場の生産システム設計者・K.エルゴード氏自身による開発秘話を掲載、効率的で人間的な生産システムは何かを考える。
目次
第1章 雇用・労働時間と労使関係(労働力の構造;労働時間の構造 ほか)
第2章 「賃金・所得の社会化」と生活(賃金の体系と格差構造;所得の構造 ほか)
第3章 労働・社会生活と労使関係(労使関係の構造;経営者団体の組織と現状 ほか)
第4章 「福祉国家・スウェーデン」と日本の労働運動(日本における「福祉国家」研究の再検討の必要性;「福祉国家・スウェーデン」はどう批判・評価されてきたか ほか)
著者等紹介
猿田正機[サルタマサキ]
1944年北海道三笠市幾春別町に生まれる。1978年慶応義塾大学大学院経済学研究科博士課程修了。1979年中京大学商学部専任講師。現在、中京大学経営学部教授
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