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アルコール関連問題の社会病理学的研究―文化・臨床・政策

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  • サイズ A5判/ページ数 462p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623037421
  • NDC分類 368.8
  • Cコード C3036

出版社内容情報

【内容】
豊富な調査データに基づき、日本の飲酒文化をヨコ糸に、各種のアルコール問題をタテ糸にして織り上げた労作。
アルコール依存症者個人のみならず、国民一人一人を視野に入れたアルコール関連問題の実態解明と社会的対応の方策を探る。

【目次】
はしがき
序 アルコール関連問題の視点とアプローチ法
 一 わが国の飲酒文化と飲酒実態
1 日本の飲酒文化と社会関係
  ―アルコホリック・ソーシャル・システム論
2 飲酒実態に関するフィールド調査研究
3 わが国の酒類消費動向と飲酒人口動向
 二 アルコール関連問題の具体的諸相
4 アルコール依存症家族の危機介入
5 アルコール依存症の家族システムとその変化
6 ジェンダーとアルコール問題
  ―男らしさへのこだわり
7 断酒会の社会学的分析
8 アルコール依存症と社会的態度の研究
9 ドヤ街野宿者と飲酒問題
10 阪神淡路大震災とアルコール問題
  ―酒類消費量増減分析
11 アルコール依存症の軽症化をめぐって
  ―全国8精神病院調査より
 三 アルコール関連問題への社会的対応
12 “社会的責任性”に関する政策提言
13 アルコール関連問題としての酒類自販機問題
14 アルコール依存症とサービスネットワーク
  ―競合と連携

内容説明

アルコール依存症者個人のみならず、国民一人一人を視野に入れたアルコール関連問題の実態解明と社会的対応の方策を探ることが本書の基本課題である。このために、従前からの疾病問題としてのアルコール依存症にとどまらず、より多面的な生活障害の諸側面により大きな関心を払っているのが本書の特徴である。さらに社会文化レベル(飲酒文化、アルコホリック・ソーシャル・システム論)、臨床レベル(家族援助論)、政策レベル(予防対策論)にまでウィングを広げた、本格的なアルコール関連問題の総合的研究となっている。

目次

アルコール関連問題の視点とアプローチ法
第1部 わが国の飲酒文化と飲酒実態(日本の飲酒文化と社会関係―アルコホリック・ソーシャル・システム論;飲酒実態に関するフィールド調査研究;わが国の酒類消費動向と飲酒人口動向)
第2部 アルコール関連問題の具体的諸相(アルコール依存症家族の危機介入;アルコール依存症の家族システムとその変化;ジェンダーとアルコール問題―男らしさへのこだわり ほか)
第3部 アルコール関連問題への社会的対応(“社会的責任性”に関する政策提言;アルコール関連問題としての酒類自販機問題;アルコール依存症とサービスネットワーク―競合と連携)

著者等紹介

清水新二[シミズシンジ]
1947年生まれ。東京都精神医学総合研究所社会精神医学部門研究員、大阪市立大学生活科学部家族社会学講座講師・助教授、国立精神・神経センター精神保健研究所成人精神保健部部長を経て、現在奈良女子大学生活環境学部生活文化学講座教授。ハンガリー大学アカデミー社会学研究所客員研究員、米国Beth Israel Medical Center客員研究員を歴任
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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