Minerva西洋史ライブラリー<br> 地域からみたヨーロッパ中世―中世ベルギーの都市・商業・心性

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Minerva西洋史ライブラリー
地域からみたヨーロッパ中世―中世ベルギーの都市・商業・心性

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  • サイズ A5判/ページ数 229,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623037148
  • NDC分類 235.8
  • Cコード C3322

出版社内容情報

中世文明の特徴を照射した地域史研究決定版。

内容説明

ヨーロッパ世界は、11世紀から13世紀にかけて固有の文明を確立していった。そうした歴史的ヨーロッパの十字路に位置したベルギー東部のムーズ川中流域における都市社会の形成を中心に、都市の概念、商業と技術、人々の意識(心性)の在り方を考察した本書は、ヨーロッパ中世文明の特徴的な諸要素を、その相互連関に留意しつつ明らかにした地域史研究である。都市的自由の早期の出現と広がり、都市支配層の多様な出自、地域の内外を結びつけた商工業の発展と伝播、法意識の形成と聖職者の役割、奇跡や婚姻概念を媒介とする中世的心性の探求など、本書で取り上げられたテーマは、いずれも地域史的視点からヨーロッパ中世を照射し、その基層を浮かび上がらせている。

目次

第1章 「都市」の概念
第2章 紀元千年頃のスペインとロタリンギア―都市的自由の起源について
第3章 ムーズ地方における都市の自由と一〇六六年のウイの慣習法文書
第4章 十一~十三世紀におけるウイの都市貴族に関する問題
第5章 中世ムーズ地方の都市と商業
第6章 十三世紀後半ナミュール伯領の大青圧搾機
第7章 スタヴロのヴィバルトとローマ法
第8章 ブイヨンにおける聖ランベールの凱旋(一一四一年)―ある証拠の物語あるいはある心性の表現
第9章 唯一の愛それとも何人もの女性?

著者等紹介

ジョリス,アンドレ[ジョリス,アンドレ][Joris,Andr´e]
リエージュ大学名誉教授、ルクセンブルク大学名誉教授。1923年12月9日生まれ

瀬原義生[セハラヨシオ]
1927年鳥取県米子市に生まれる。1951年京都大学文学部史学科西洋史学専攻卒業。1956年京都大学大学院(旧制)修了。現在、立命館大学名誉教授、元京都橘女子大学教授。文学博士

守山記生[モリヤマノリオ]
1940年京都市に生まれる。1967年京都大学文学部史学科西洋史学専攻卒業。現在、奈良大学文学部教授

河原温[カワハラアツシ]
1957年東京都に生まれる。1979年東京大学文学部卒業。1986年東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。現在、東京都立大学人文学部助教授。博士(文学)

山田雅彦[ヤマダマサヒコ]
1957年鳥取県出雲市に生まれる。1980年九州大学文学部卒業。1985年九州大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、熊本大学大学教育機能開発総合研究センター教授
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感想・レビュー

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momen

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中世ベルギーの都市についての雑考集。中世における流通や商業の客観的・中立的な概要だが、掲載論文は皆古いので最新研究とは違うかも。川を利用した流通や商業の発達により栄え、勃興した貴族により支配されたベルギーの都市ウイ周辺。毛織物の染色材料の流通や加工手順の解説が興味深く、当時かなり工業技術が発達していたのを伺わせる。一夫多妻制(愛人含む)は割と一般的だったようで、法律や制度・教会からの批判が纏められているが、母子の病気・死亡率などから「子孫を残すシステムとしての一夫多妻」論も欲しいと思った。2024/09/28

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