出版社内容情報
【内容】
理論の検討と問題解決への方途
企業や経営を政策との関連性で考察、混迷の時代に新たな展望をひらく。
現在、産業や企業は新たな世紀を迎え新しい展望を切り開こうとしているが、なお先行きは渾沌としている。このような状況下では、諸事象の本質を究める認識科学とともに、直面する諸問題を解決する政策科学が不可欠である。本書では、「企業と政策」のキーワードのもと、これまでの理論的検討とともに、企業や経営を政策との関係性で考察し、諸課題の提示や、問題解決の方向を展望する。
【目次】
はしがき
序 企業と政策
一 政策科学の基本的な諸課題
1 企業社会と政策科学
2 ドイツ経営学と企業政策
3 企業と政策の接点をめぐる基礎概念
4 組織倫理と政策科学
二 企業と政策の諸課題
5 ベンチャー創業と雇用政策
6 国内産業集積の発展と地域産業振興政策
7 日本のベンチャーキャピタルの現状と課題
8 ベンチャー企業の存立と経営行動
9 中小企業の技能継承と地域集積活性化政策
10 企業倫理と生活環境政策
11 市街地活性化と商業政策
三 企業と政策の国際比較
12 中国無錫市の郷鎮企業の現在
13 イギリス中小企業政策の展開
14 ドイツの企業政策と経営合理化
15 ドイツ企業の共同決定政策
16 フランス中小企業政策と新規開業支援
索引
内容説明
現在、産業や企業は新たな世紀を迎え新しい展望を切り開こうとしているが、なお先行きは混沌としている。このような状況下では、諸事象の本質を究める認識科学とともに、直面する諸問題を解決する政策科学が不可欠である。本書では、「企業と政策」のキーワードのもと、これまでの理論的検討とともに、企業や経営を政策との関係性で考察し、諸課題の提示や、問題解決の方向を展望する。
目次
企業と政策
第1部 政策科学の基本的な諸課題(企業社会と政策科学―経営学における認識と政策について覚書;ドイツ経営学と企業政策;企業と政策の接点をめぐる基礎概念―企業・産業・市場・政府 ほか)
第2部 企業と政策の諸課題(ベンチャー創業と雇用政策;国内産業集積の発展と地域産業振興政策;日本のベンチャーキャピタルの現状と課題―2001年版ベンチャーエンタープライズセンター調査から ほか)
第3部 企業と政策の国際比較(中国無錫市の郷鎮企業の現在―「蘇南モデル郷鎮企業」の時代から「民営企業」の時代へ;イギリス中小企業政策の展開;ドイツの企業政策と経営合理化 ほか)
著者等紹介
太田進一[オオタシンイチ]
1942年生まれ。1965年同志社大学商学部卒業。同志社大学大学院商学研究科修士課程修了。大阪府立商工経済研究所主任研究員、同志社大学商学部専任講師、助教授を経て、現在、同志社大学商学部教授。博士(商学)
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