日米のシングルファーザーたち―父子世帯が抱えるジェンダー問題

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  • サイズ A5判/ページ数 233p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623035335
  • NDC分類 367.3
  • Cコード C3036

出版社内容情報

【内容】
近年、父親をめぐる議論が盛んである。しかしながら、それが父子世帯が抱える問題にまでつながることはなく、社会福祉研究においても看過されてきたのが実状であろう。本書は、日米における面接調査をもとに「きわめてすぐれたジェンダー問題」である父子世帯問題を実証的に論じ、日本の社会福祉制度の間隙に積極的な提言をする。

【目次】
序 章 研究の理由と視点
第1章 日米のシングルファーザーが抱えるジェンダー問題
 1 調査のまとめ――日米の比較から明らかになったこと
 2 日本の父子世帯施策への考察――調査からの提言
第2章 調査の結果
 1 日本の調査結果
 2 アメリカの調査結果
第3章 日本のシングルファーザーと社会福祉
 1 父子世帯の出現と問題の顕在化
 2 父子世帯と社会福祉制度
第4章 アメリカのシングルファーザーと社会福祉
 1 シングルファーザーと社会福祉政策
 2 アメリカの父親運動と父権運動
 資料編
資料/参考文献
あとがき
索引

内容説明

ジェンダーでみる社会福祉援助のあり方。離婚、子育て、養育権、養育費問題、公私支援…「同居」「同居していない」父親の日米面接調査の結果報告。

目次

序章 研究の理由と視点
第1章 日米のシングルファーザーが抱えるジェンダー問題
第2章 調査の結果
第3章 日本のシングルファーザーと社会福祉
第4章 アメリカのシングルファーザーと社会福祉

著者等紹介

中田照子[ナカタテルコ]
同朋大学社会福祉学部教授

杉本貴代栄[スギモトキヨエ]
金城学院大学現代文化学部福祉社会学科教授

森田明美[モリタアケミ]
東洋大学社会学部社会福祉学科教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

katoyann

23
日米のシングルファーザーへのインタビュー調査から父子世帯の抱えるジェンダー問題を分析した研究書。家族全体に占める同居シングルファーザーの割合はアメリカが5%に対し、日本は0.4%である。日本の場合は特に固定的な性別役割意識が強く、育児は男性に向かないという偏見がアメリカとの差になっている。また、仕事と育児を両立する事が難しい社会であるためでもある。一方、アメリカは、男性の養育費未払いが49%に達し、要扶養児童家庭扶助の受給者の増加が課題だった。養育権を声高に主張して元妻を非難する男性も登場し、話は複雑だ。2022/01/08

kitten

8
図書館本。日米のシングルファーザーの違いについて書かれた研究書。もうちょい具体的な例が欲しかったなあ。日本では家事をする人がいなくて困るが、アメリカではそんな人は少ないらしい。どうしても父親が育てられない場合には、児童養護施設も選択肢に入る。そこまで困る事はないと信じたいけどなあ。シングルファーザー予備軍としては。2017/12/13

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