出版社内容情報
【内容】
シングル生活には様々な不安や悩みがつきまとう。果たして海外に暮らすシングルウーマンたちの実態はどうだろうか。衣食住、仕事、そして家族、孤独、性に対する意識など、幅広い面接調査による生の声から、現代におけるシングルウーマンの社会的意味を明らかにしている。
【目次】
日本語版への序文/はじめに
1 「売れ残り」からシングルへ
19世紀における「売れ残り」
1950年代の未婚女性
1980年代におけるシングル女性
シングルという分類
まとめ
2 個への道
相対的な個として
相対的な個をめぐって
個の充実をめざして
周縁としてのシングル女性
調査対象の国と地域
3 「シングルウーマン」への道
面接対象の女性について
面接の内容について
分析にあたって
自分がシングルだと思いますか?
シングルを選択しましたか?
自発的なシングル
シングルになる人ってどんな人?
子どもの頃の望み
親から言われてきたこと
母親と父親と
まとめ
4 公的領域とシングルウーマン
公的/私的という区別について
仕事優先
仕事をするようになった理由
職場でのシングルウーマン
経済的なこと
政治とフェミニズムと
公的な活動家として
まとめ
5 私的領域とシングルウーマン
家にひとり
自分のこと
孤独について
公的な場所にひとりでいること
親しい関係
実家とのつきあい
友人とのつきあい
カップルや家族とのつきあい
お助け役?
まとめ
6 性とシングルウーマン
聖母マリアか売春婦か
親密さとは
理想的なパートナーとは
セクシュアリティからみる「正常」とは
まとめ
7 世間体とシングルウーマン
「オールドミス」
都会のシングル
世間の声
シングルゆえの喜び
シングルゆえの葛藤
家族主義のもとでのシングルマザー
レズビアンが母になること
シングルマザーをめぐって
離婚女性について
まとめ
8 自立とシングルウーマン
個と自立をめぐって
自立とは?
自立をめざして:その可能性と限界
自立とパートナー
自立の要素とは
まとめ
9 周縁性とシングルウーマン
いろいろな周縁性
婚期にみるジェンダー
シングル女性は周縁におかれているか?
中心としての周縁?
シングル女性の社会的立場の変化
まとめ
付録:面接調査対象の女性
「シングルウーマン」覚え書き(熊谷滋子)
参考文献/索引
内容説明
シングル生活には様々な不安や悩みがつきまとう。果たして海外に暮らすシングルウーマンたちの実態はどうだろうか。衣食住、仕事、そして家族、孤独、性に対する意識など、幅広い面接調査による生の声から、現代におけるシングルウーマンの社会的意味を明らかにしている。
目次
1 「売れ残り」からシングルへ
2 個への道
3 「シングルウーマン」への道
4 公的領域とシングルウーマン
5 私的領域とシングルウーマン
6 性とシングルウーマン
7 世間体とシングルウーマン
8 自立とシングルウーマン
9 周縁性とシングルウーマン
著者等紹介
ゴードン,ツーラ[ゴードン,ツーラ][Gordon,Tuula]
タンペレ大学女性学部教授、社会学。主な関心は教育問題(ジェンダー問題を含む)、家族問題
熊谷滋子[クマガイシゲコ]
静岡大学教員、社会言語学。主な関心はジェンダーから見たことば、投書の文体
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。