Minerva西洋史ライブラリー<br> 中世フランドル都市の生成―在地社会と商品流通

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Minerva西洋史ライブラリー
中世フランドル都市の生成―在地社会と商品流通

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  • サイズ A5判/ページ数 306,/高さ 23cm
  • 商品コード 9784623034147
  • NDC分類 235.8
  • Cコード C3322

内容説明

フランドル地方ほど典型的に「中世都市」が発展した地域はないといわれている。本書では、中世フランドル都市の生成・成長の問題を、在地経済・在地社会との関係から明らかにする。そして、在地住民が織りなす多層的な商品流通世界にスポットをあて、諸侯権力と初期都市民とのかかわりも問題にする。

目次

序章 問題の所在と本書の構成
第1章 フランドルにおける大都市の生成とその複合要因―イープルの初期発展をめぐる研究史
第2章 フランドルにおける修道院都市の発展と年市―中小都市メーゼンの場合
第3章 フランドル年市の古層的系譜―ヘントの聖バヴォ年市を中心に
第4章 フランドル都市の初期発展と農業的基盤―飢饉に関するガルベルトゥスのテキストと学界論争
第5章 フランドル都市経済の在地流通的基盤―都市ヘントと周辺都市に関する流通税表の相互比較分析
第6章 フランドル都市経済における地域連関の生成―流通税表を素材としてみたスヘルデ河流域のニシン流通を中心に
第7章 フランドル都市経済と生活物資商品化の諸過程―都市サン・トメールの流通税表をめぐる層位学的考察
第8章 フランドル都市の成長とインフラストラクチャー―新港建設と干拓事業をめぐる研究史
終章 フランドルにおける都市・流通・権力―フランドル伯の行為とその限界

著者等紹介

山田雅彦[ヤマダマサヒコ]
1957年島根県出雲市に生まれる。1980年九州大学文学部卒業。1985年九州大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。1986年ベルギー・ヘント大学に留学(~88年)。1989年熊本大学文学部史学科に赴任(講師)。現在、熊本大学文学部歴史学科教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

人生ゴルディアス

4
ついに学術本でダブり買いしてしまった……。読み始めて最初の市場都市の生成についての論考には覚えがあって、今読書録確認したら8年前だった。とはいえそれ以降の論については何一つ覚えてなかったので、まあよかったかな。今回は流通税目録から読み解く都市の関心や発展というところが特に印象に残った。鰊の街への流入は格安関税で、市内から市外への流出の際は鰊の現物納税等、なにがなんでも市内に鰊を供給したい意志が見える、とか。市場の発展と法・インフラ整備などの重要性は、自由市場主義への昨今の反論を読んでいるかのようです。2021/01/24

人生ゴルディアス

0
中世の本を読んでいるとたびたび出てくる、毛織物で有名なフランドル地方。そこを舞台にした、「都市の生成過程」を追いかける本書。構成が非常に見事で、学者が仮設をどのように組み上げていくのかを追体験できる。ただ、生成過程についての結論については、近年のどの学問にもあるように、明確な答えというよりかは、複雑なシステムが複数の理由により有機的に発展していきますよ、という感じにまとまっている。伯の権力が、「簒奪」ではなく「公認」や「仲裁」という形式により増していったという考えは少し新鮮。2012/02/07

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