出版社内容情報
【内容】
本書は、今日のメガコンペティションの下、日本企業の進出を主要因とする東アジア地域での国際分業の実態を、自動車・電機・繊維などの主要産業を中心として、そこでの技術移転の特質および労務管理のあり方を、体系的、実証的なアプローチによって解明する。日・中・韓研究者による詳細な共同調査に基づき、国際的視野から21世紀にあるべき国際分業と技術移転の方途を探究した、国際学術共同研究の成果。
【目次】
はしがき／東アジアにおける国際分業と技術移転 研究組織
序 現代東アジアの工業化と国際分業の課題（藤井光男）
１ 現代東アジアの主要産業にみる国際分業の進展
１ 東アジア自動車産業の国際分業（丸山惠也）
２ 東アジアにおける日本電子工業の国際分業（大西勝明）
３ 東アジア造船業の競争と再編成（古賀義弘）
４ 東アジア繊維・アパレル産業の国際分業（藤井光男）
２ 現代東アジアの主要産業にみる技術移転の実態
５ 中国自動車産業における技術移転と産業構造の再編成（劉 永鴿）
６ 中国進出日系電子産業の技術移転（加茂紀子子）
３ 現代東アジアの主要産業にみる労務管理の実態
７ 中国自動車産業の労務管理（趙 容）
８ 中国電子産業の労務管理（賈 曄）
９ 中国電機産業の労務管理（柴崎孝夫）
10 中国アパレル産業の労務管理（藤井治枝）
４ 中国及び韓国の産業と企業
11 中国国有企業の課題（趙 玉志）
12 中国における郷鎮企業の成長と展望（林 仲 ）
13 中国の市場経済化と郷鎮企業（ 久保豊）
14 韓国自動車産業の発展及び危機要因と構造調整（趙 性載）
15 半導体産業と韓国財閥（金 昌郁）
16 韓国大邱繊維産業の国際競争力と国際化（朴 奉寅）
結 東アジアの主要産業と国際分業・技術移転（大西勝明）
［調査資料編］東アジアにおける国際分業と技術移転
ヒアリング調査報告（中国／韓国）
内容説明
本書は、今日のメガコンペティションの下、日本企業の進出を主要因とする東アジア地域での国際分業の実態を、自動車・電機・繊維などの主要産業を中心として、そこでの技術移転の特質および労務管理のあり方を、体系的、実証的なアプローチによって解明する。日・中・韓研究者による詳細な共同調査に基づき、国際的視野から２１世紀にあるべき国際分業と技術移転の方途を探究した、国際学術共同研究の成果。
目次
現代東アジアの工業化と国際分業の課題
第１部 現代東アジアの主要産業にみる国際分業の進展（東アジア自動車産業の国際分業；東アジアにおける日本電子工業の国際分業；東アジア造船業の競争と再編成；東アジア繊維・アパレル産業の国際分業）
第２部 現代東アジアの主要産業にみる技術移転の実態（中国自動車産業における技術移転と産業構造の再編成；中国進出日系電子産業の技術移転）
第３部 現代東アジアの主要産業にみる労務管理の実態（中国自動車産業の労務管理；中国電子産業の労務管理；中国電機産業の労務管理 ほか）
第４部 中国及び韓国の産業と企業（中国国有企業の課題；中国における郷鎮企業の成長と展望；中国の市場経済化と郷鎮企業；韓国自動車産業の発展及び機器要因と構造調整；半導体産業と韓国財閥；韓国大邱繊維産業の国際競争力と国際化）
東アジアの主要産業と国際分業・技術移転
著者等紹介
藤井光男［フジイミツオ］
１９３１年生まれ。’６３年東京教育大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在日本大学大学院商学研究科・同商学部教授。’７３年商学博士（慶応義塾大学第６７２号）。著書に「日本繊維産業経営史」（’７１年）「戦間期日本繊維産業海外進出史の研究」（’８７年）、共編著に「戦後日本産業史」（’９５年）ほか
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