出版社内容情報
【内容】
国鉄・電電公社民営化と比して注目度の低かった専売公社に焦点を当て、その成立から民営化に至るまでの経緯を跡づけるとともに、「民営化」の意義を検証する。公社時代とJTの経営形態の相違、そして現時点でのJTの経営実態、世界のタバコ産業の動向も捉え、今なお重要な税源としての性格を有するタバコ事業を徹底分析。
【目次】
図表一覧/関連年表/凡例
1 本書の目的と分析の枠組み
2 専売局のタバコ事業
3 専売公社の発足
4 公社発足前後の民営化論争
5 専売公社の経営
6 第2次臨調型行政と専売公社民営化
7 経営形態転換論争と1990年代
8 民営化と財政問題
人名・事項索引