出版社内容情報
【内容】
朝貢時代から受け継がれた自らの「小国意識」とネイションのプライドの狭間で朝鮮/韓国ナショナリズムはどのように形成されてきたのか。本書は、朝鮮/韓国ナショナリズムの独特の論理と形成過程を解明するとともに、朝鮮/韓国近代化に与えた影響を考察する。第13回アジア・大平洋賞特別賞受賞。
【目次】
まえがき
凡例
序 章 前提としての近代とナショナリズム
第一部 韓国におけるネーションの形成
第一章 「徳治」の論理と「法治」の論理――儒教文化圏における国家と政治
第二章 国家の「強さ」と社会の「強さ」
――朝鮮/韓国近代化における国家と社会
第三章 「臣民」からネーションへ――朝鮮/韓国におけるネーション意識形成
第二部 小国意識とナショナリズム
第四章 「儒教的レッセフェール」と朝貢体制
――近代朝鮮における「上からの改革」と開国論
第五章 近代朝鮮の自国認識と小国論
――金允植に見る朝鮮/韓国ナショナリズム形成の前提としての
「国家」
第六章 「売国」の論理
――李完用に見る韓国併合と近代朝鮮/韓国史における「国家」と王朝
第七章 平和主義から親日派へ
――李光洙・朱耀翰に見る日本統治下の独立運動と親日派
第八章 「小国意識」とナショナリズム
――李承晩に見る解放後韓国ナショナリズム
むすびにかえて
あとがき
人名・事項索引
内容説明
朝貢時代から受け継がれた自らの「小国意識」とネイションのプライドの狭間で朝鮮/韓国ナショナリズムはどのように形成されてきたのか。本書は、朝鮮/韓国ナショナリズムの独特の論理と形成過程を解明するとともに、朝鮮/韓国近代化に与えた影響を考察する。
目次
第1部 韓国におけるネーションの形成(「徳治」の論理と「法治」の論理―儒教文化圏における国家と政治;国家の「強さ」と社会の「強さ」―朝鮮/韓国近代化における国家と社会;「臣民」からネーションへ―朝鮮/韓国におけるネーション意識形成)
第2部 小国意識とナショナリズム(「儒教的レッセフェール」と朝貢体制―近代朝鮮における「上からの改革」と開国論;近代朝鮮の自国認識と小国論―金允植に見る朝鮮/韓国ナショナリズム形成の前提としての「国家」;「売国」の論理―李完用に見る韓国併合と近代朝鮮/韓国史における「国家」と王朝;平和主義から親日派へ―李光洙・朱耀翰に見る日本統治下の独立運動と親日派;「小国意識」とナショナリズム―李承晩に見る解放後韓国ナショナリズム)
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- 和書
- 地球礁 河出文庫