出版社内容情報
【内容】
アジア(ネパール、ミャンマー、フィリピン)の3カ国は、民主化運動が起こったという共通点をもつ一方で、各国それぞれの宗教的土台が異なり、それらが少なからず児童労働に影響を与えている。東西冷戦が終結した後に注目されだした児童労働やストリートチルドレン、それまでは世界は科学や技術を進歩させたけれども、発展途上国の子どもたちに対する道義心はなかった。本書はまだまだ知られていない発展途上国の子どもたちの現状を明らかにし、児童労働に対して関心をもってほしい1冊となっている。
【目次】
第1章 児童労働と近代化の遅れ─ネパール
1. 高い児童労働者比率
2. 情報集め
3. 調査のスタート
4. 児童労働の現場
5. 児童労働発生の要因
6. 貧困の要因
7. 望まれる教育の整備
第2章 「搾取」なき児童労働─ミャンマー
1. ヤンゴンの子ども
2. 都市児童労働者の環境
3. ヤンゴン市の貧困地区
4. 児童福祉政策とNGOの活動
第3章 児童労働と都市・農村の貧困─フィリピン
1. 受難のマニラ首都圏の子ども
2. 要因1 都市の貧困
3. 要因2 農村の貧困
4. 社会福祉政策の変化
参考文献
事項索引
内容説明
搾取、貧困、ストリートチルドレン。発展途上国の労働する子どもたちの実態をアジアの社会的背景から検証する。
目次
第1章 児童労働と近代化の遅れ―ネパール(高い児童労働者比率;情報集め;調査のスタート ほか)
第2章 「搾取」なき児童労働―ミャンマー(ヤンゴンの子ども;都市児童労働者の環境;ヤンゴン市の貧困地区 ほか)
第3章 児童労働と都市・農村の貧困―フィリピン(受難のマニラ首都圏の子ども;要因(都市の貧困;農村の貧困)
社会福祉政策の変化)