出版社内容情報
【内容】
インドでは、経済の自由化への動きと連動して自由化に伴う経済現象やそれの社会現象への波及効果を把握する試みが、各界、とりわけ産業界や学界、マスコミの世界で成されている。本書は、今日のインド社会の変動のあり方を「中間層」をキーワードに、合弁事業化が進んでいる例として松下電器産業グループの工場で働く従業員調査と、マドラスの有力日刊紙である THE HINDDU に掲載されている結婚に関する広告(求婚広告)についての調査、二つの調査をもとに現代インドの揺れ動く一面をカーストの側面から捉えようとする。
【目次】
序 本書の目的と構成
1. インド独立50年
2. 現代インドの社会
3. 地域社会の変動過程
4. インドナショナルの日本的経営
5. インドナショナルの従業員の意識と態度
6. 地方「中間層」の家族生活
7. 現代インドの結婚事情
終 むすびにかえて
あとがき/資料/参考文献/索引
内容説明
「中間層」の形成と揺らぐインド社会。事例調査を中心に「中間層」の創出母胎・創出のメカニズム・ライフスタイルを明らかにする。
目次
第1章 インド独立50年―インドの現在・過去・未来
第2章 現代インドの社会―現状と課題
第3章 地域社会の変動過程―Tada村を中心に
第4章 インドナショナルの日本的経営―聞き取り調査を中心に
第5章 インドナショナルの従業員の意識と態度―アンケート調査を中心に
第6章 地方「中間層」の家族生活―日系企業の社宅居住世帯
第7章 現代インドの結婚事情―新聞の求婚広告にみる