出版社内容情報
【内容】
要介護者とその「生活の質」については、しばしば取り上げられ、関係する著書も少なくない。しかし、介護する側について論じられた研究はほとんど見あたらない。本書の取り上げるイギリスは、在宅介護者に関する国勢調査を三度にわたって行い、在宅介護者に関する憲章を自治体として制定するなど欧米諸国の中では注目に値する国の一つである。本書では、欧米諸国におけるイギリスの位置を確かめた上で、イギリスにおける在宅介護者の「生活の質」とその改善に向けた取り組みについて検討する。
【目次】
序章 本書の課題と視角
1. 在宅介護者の発見
2. ロンドン・サットン自治区の在宅介護者
3. イーストサセックス州の在宅介護者
4. ポーイス州の在宅介護者
5. スコットランド諸州の在宅介護者
6. ロンドン・サザック自治区における少数民族の在宅介護者
7. ロンドン・ウォルムフォレスト自治区における少数民族の在宅介護者
8. ロジアン州における少数民族の在宅介護者
9. 在宅介護者を担う児童
10. ボランティア団体による在宅介護者の援助
11. 在宅介護者のアセスメント請求権と一時休息請求権
内容説明
要介護者とその「生活の質」については、しばしば取り上げられ、関係する著書も少なくない。しかし、在宅介護者について本格的に論じられた著書は残念ながら見あたらない。本書の扱うイギリスは、在宅介護者に関する国勢調査を1985年以降3度にわたって行い、また在宅介護者に関する憲章を自治体として制定して取り組みの拠り所にするなど欧米諸国の中では注目に値する国の一つである。本書は、欧米諸国におけるイギリスの位置を確かめた上で、イギリスにおける在宅介護者の「生活の質」(Quality of Life)とその改善に向けた取り組みについて検討する。
目次
在宅介護者の発見
ロンドン・サットン自治区の在宅介護者
イーストサセックス州の在宅介護者
ポーイス州の在宅介護者
スコットランド諸州の在宅介護者
ロンドン・サザック自治区における少数民族の在宅介護者
ロンドン・ウォルサムフォレスト自治区における少数民族の在宅介護者
ロジアン州における少数民族の在宅介護者
ボランティア団体による在宅介護者の援助〔ほか〕