出版社内容情報
【内容】
IGファルベンは、ドイツ化学工業を代表し、デュポンやICIと並んで世界の化学工業に君臨した。本書は、1925年に染料企業の合同によって誕生してから、第2次大戦後連合国の権力のもとで1953年に最終的に解体されるまでの全過程を、一次史料および同時代の雑誌・文献などを利用しつつ、一貫した視点から統一的に分析する。ドイツの巨大化学企業IGというケースの研究をつうじて、大企業体制の構造とその歴史的意義を問い、大企業体制の限界が議論される今日、本書はそれに対する解答を与えるさいの重要な素材を提供する。
【目次】
図表一覧/凡例
序 章 対象・課題・視角
第 部 IGファルベンの成立(1990~1925年)
第1章 利益共同体の形成
第2章 企業合同
第 部 IGファルベンの展開(1925~1945年)
第3章 企業成長―合理化と多角化
第4章 経営危機
第5章 多角化による成長
第 部 IGファルベンの解体(1945~1955年)
第6章 解体の政治過程
第7章 3大企業体制の成立
終 章 企業規模と競争力
史料および文献
あとがき
人名・企業名・事項索引
内容説明
IGファルベンは、ドイツ化学工業を代表し、デュポンやICIと並んで世界の化学工業に君臨した。本書は、1925年に染料企業の合同によって誕生してから、第2次大戦後連合国の権力のもとで1953年に最終的に解体されるまでの全過程を、一次史料および同時代の雑誌・文献などを利用しつつ、一貫した視点から統一的に分析する。ドイツの巨大化学企業IGというケースの研究をつうじて、大企業体制の構造とその歴史的意義を問い、大企業体制の限界が議論される今日、本書はそれに対する解答を与えるさいの重要な素材を提供する。
目次
第1部 IGファルベンの成立(1900‐1925年)(利益共同体の形成;企業合同)
第2部 IGファルベンの展開(1925‐1945年)(企業成長―合理化と多角化;経営危機;多角化による成長)
第3部 IGファルベンの解体(1945‐1955年)(解体の政治過程;3大企業体制の成立;企業規模と競争力)