出版社内容情報
【内容】
現代日本社会を論じるうえで「企業」「会社」は不可欠な主題となっている。
本書では、良きにつけても悪しきにつけ、日本社会の特徴とも言える「会社主義」を「社会形成=組織原理」として中心に捉え「地域─国家(中央)─地方─コミュニティ」という社会形成=組織原理との関わりを意識しつつ、周辺の概念を取り上げて多様な観点から「会社主義」への具体的アプローチを試み、その再検討を行う。
【目次】
序 個人と国家の間
1. 企業の数理モデルの系譜
2. 現代企業における所有と支配
3. J.R.コモンズと株式会社
4. 制度学派とコーポレート・ガバナンス
5. 環境政策の現在と経済の「自己責任」
6. 教育改革と経済の論理
7. 自由、競争秩序および企業家精神
終 J.ラウントリーの構想と実践
あとがき 索引
内容説明
現代日本社会を論じるうえで「企業」「会社」は不可欠な主題であり、「会社主義」は、良きにつけも悪しきにつけ、日本社会の特徴になっているとも言える。本書では、社会形成=組織原理としての「会社主義」を中心に据え、「地域‐国家(中央)‐地方‐コミュニティ」という社会形成=組織原理との関わりを意識しつつ、周辺の概念を取り上げて多様な観点から「会社主義」への具体的アプローチを試み、その再検討を行う。
目次
序章 個人と国家の間―市民社会と株式会社
第1章 企業の数理モデルの系譜
第2章 現代企業における所有と決定―北原勇「会社それ自体」説について
第3章 J.R.コモンズと株式会社
第4章 制度学派とコーポレート・ガバナンス
第5章 環境政策の現在と経済の「自己責任」―循環経済に向けたドイツ廃棄物政策の大実験
第6章 教育改革と経済の論理
第7章 自由、競争秩序および企業家精神―ハイエクの自由主義的理想社会像
終章 J.ラウントリーの構想と実践―社会貢献と社会改良