Minerva社会学叢書<br> 転職―ネットワークとキャリアの研究

Minerva社会学叢書
転職―ネットワークとキャリアの研究

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 312p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623029785
  • NDC分類 366.29
  • Cコード C3336

出版社内容情報

【内容】
本書は、就職および転職がどのように行われるのか、すなわち労働者と職業が結びつくメカニズムを解明した先駆的実証研究である。著者は、米国のホワイトカラー労働者の調査から、職業を見つける際にネットワーク(人的つながり)が重要な役割を果たし、特に情報伝播において弱い紐帯が利点を持つことを発見し、有名な「弱い紐帯の仮説」を導き出した。その調査以来二十年間の労働移動に関する最新の研究成果を吟味し、総括的な結論を提供する。また著者が「新しい経済社会学」を樹立する契機となった論文「経済行為と社会構造――埋め込みの問題」も収録し、経済行為全般に及ぼす社会構造の影響を指摘する。

【目次】
日本語版への序/第二版への序/初版への序/謝辞
序章 転職――問題、方法、データ ・ 因果モデルをめざして(1「ジョブ・サーチ」と経済理論/2コンタクトと情報/3情報の流れのダイナミクス/4職業の空席の構造のダイナミクス/5コンタクト――獲得と維持/6キャリア構造/7理論的意味づけ)・ 移動と社会(8移動と組織/9比較/10応用)追記一九九四年――再検討と新しい課題 付論A・研究計画と実査/付論B・コーディング規則と問題/付論C・手紙と調査票/付論D・経済行為と社会構造――埋め込みの問題
訳者あとがき/参考文献/索引

内容説明

本書は、就職および転職がどのように行われるのか、すなわち労働者と職業が結びつくメカニズムを解明した先駆的実証研究である。著者は、米国のホワイトカラー労働者の調査から、職業を見つける際にネットワーク(人的つながり)が重要な役割を果たし、特に情報伝播において弱い紐帯が利点を持つことを発見し、有名な「弱い紐帯の仮説」を導き出した。その調査以来二十年間の労働移動に関する最新の研究成果を吟味し、総括的な結論を提供する。また著者が「新しい経済社会学」を樹立する契機となった論文「経済行為と社会構造―埋め込みの問題」も収録し、経済行為全般に及ぼす社会構造の影響を指摘する。

目次

序章 転職―問題、方法、データ
1章 「ジョブ・サーチ」と経済理論
2章 コンタクトと情報
3章 情報の流れのダイナミクス
4章 職業の空席の構造のダイナミクス
5章 コンタクト―獲得と維持
6章 キャリア構造
7章 理論的意味づけ
8章 移動と組織
9章 比較
10章 応用
追記1994年 再検討と新しい課題

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

きいち

1
ウィークタイズの話を期待したので、少し肩すかしをくらってしまった。でも転職の状態に焦点をあててみると、今の状況を引いて見るには有効だったと思う。2011/04/09

Shun Kamiya

0
1970年に研究されたネットワーク論の古典。弱い紐帯(他者とのつながり)がキャリア選択に与えるメカニズムについて解説している。現在でも、求職者は自身の社会的関係から新たなキャリア情報を収集する側面はあると思う。労働市場や需給調整システムを俯瞰し再考する際にぜひ再読したい一冊。

かりん

0
ほとんど読んでいない 二十一世紀にも当てはまるとは思えなかったのでどうせ今は変わってるだろ!とマウント取って読み飛ばしてしまった 時代は大きく変化した2020/08/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/46390
  • ご注意事項

最近チェックした商品