出版社内容情報
【内容】
ドイツ構造主義最大の収穫
「機能主義」「構造有論」「形象哲学」「ヘルメス学」等々ロムバッハが世界に提起してきたキーワードは数多い。本書はその代表的な哲学的考察であり歴史を実体=古代・中世、体系=近世、構造=現代および将来と読み解き、「構造」は科学、技術のみならず芸術、政治、教育、宗教などすべての学問領域に決定的な役割を果たしているという、まさにドイツ構造主義の最大の収穫である。
【目次】
まえがきにかえて/第二版への序言/日本語版への序言
序 論 問題の諸相
第一章 中世哲学における世界と精神の秩序、そして唯名論によるその破壊
第二章 機能についての自立的な有論の発展
第三章 近代科学の成立期における機能主義
第四章以降の目次と内容主旨
訳者による解説
ロムバッハ刊行著書一覧
訳者あとがき
人名索引
内容説明
巨大な思惟のうねりを克明に描写。構造有論に至る哲学史を浮き彫りにした大著、ついに邦訳。
目次
序論 問題の諸相(機能の有論;「構造」という範疇 ほか)
第1章 中世哲学における世界と精神の秩序、そして唯名論によるその破壊(中世的世界像の根本的特徴;世界全体における認識の役割 ほか)
第2章 機能についての自立的な有論の発展(普遍数学―精密科学の理念の誕生;ニコラウス・クザーヌスと新しい世界概念の発展 ほか)
第3章 近代科学の成立期における機能主義(クザーヌスの諸影響;世界形態の解消 ほか)
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