出版社内容情報
【内容】
江戸時代の経済思想は、たいてい政治論である。しかし、石田梅岩とその門流の石門心学は、庶民生活の中に経済道徳をうち立てることを説く。心学が町人の哲学と呼ばれるゆえんである。
本書は、急激な高度成長下の昭和三七年に経済社会の背後にある人間の意義を再考、経済生活と道徳の関係を省みるべく著され、昭和四七年に増補版が刊行された。
万人対等の立場に立ち、商人存立の意義を教え、近代的市民社会へ通ずる独特の哲学を完成した石田梅岩と、心学者たちの思想体系を分析解明した大著。
【目次】
はしがき
緒 論
第一編 序 論
第一章 石門心学の学問的性格/第二章 石門心学の源流/第三章 石田梅岩の哲学思想
第二編 総 論
第一章 石門心学の社会的基盤/第二章 町人意識と石門心学/第三章 町人存立の社会的意義と町人道/第四章 経済生活の倫理化、経済道
第三編 各 論
第一章 石田梅岩の経済思想/第二章 手島堵庵の経済 思想/第三章 鎌田一窓の経済思想/第四章 中沢道二 の経済思想/第五章 布施松翁の経済思想/第六章 脇 坂義道の経済思想/第七章 柴田鳩翁の経済思想/第八 章 奥田頼杖の経済思想
結 論
附 録
索 引
内容説明
石田梅岩とその門流が打ち立てた近代市民社会へ通ずる町人哲学。
目次
緒論
第1編 序説(石門心学の学問的性格;石門心学の源流;石田梅岩の哲学思想)
第2編 総論(石門心学の社会的基盤;町人意識と石門心学;町人存立の社会的意義と町人道―心学の経済思想、その1;経済生活の倫理化、経済道―心学の経済思想、その2)
第3編 各論(石田梅岩の経済思想;手島堵庵の経済思想;鎌田一窓の経済思想;中沢道二の経済思想 ほか)
結論
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- 和書
- 計算電磁気学