出版社内容情報
【内容】
子どもの虐待、いじめ、自殺、離婚、過労死――子どもや夫婦、働く人々が直面している種々の問題は、「家族」の視点を抜きにしては語れない。家族病理現象の増大と深刻化は、家族の崩壊を意味するのか。あるいは、新しい時代の家族像が、今着実に生まれつつあるのだろうか。本書は、歴史的変遷を経ての家族の現状を、家族病理学の個々の問題への実証的アプローチを通して多面的に捉えようとする。統計資料の分析、事例の検討、さらには政策面等での具体的な対応のあり方についても考察し、改善の方向をさぐる。単身者も含め、すべての生活者にとって家族とは何かを問いかける、意欲的な論考の数々。
【目次】
第1章 家族の崩壊 四方壽雄
第2章 家族崩壊の社会的背景 佐々木嬉代三
第3章 非行 米川茂信
第4章 子どもの虐待 石川洋明
第5章 いじめ 竹川郁雄
第6章 自殺 澤田徹郎
第7章 離婚 四方壽雄
第8章 セクシュアル・ハラスメント 千葉モト子
第9章 ひとり親家族 菰渕 緑
第10章 高齢者 岡崎 強
第11章 出稼ぎと人口流出 川 澄雄
第12章 過労死 井出裕久
第13章 ドヤ街 矢島正見
内容説明
いじめ、非行、自殺、離婚、過労死…核家族が直面している多様な崩壊現象を、人びとが容易に入手できない貴重な資料を駆使して実証的に検討し、人間にとって家族とは何かを問いかける。
目次
第1章 家族の崩壊
第2章 家族崩壊の社会的背景
第3章 非行
第4章 子どもの虐待
第5章 いじめ
第6章 自殺
第7章 離婚
第8章 セクシュアル・ハラスメント
第9章 ひとり親家族
第10章 高齢者
第11章 出稼ぎと人口流出
第12章 過労死
第13章 ドヤ街