出版社内容情報
【内容】
産業福祉の目的は、企業にとっては経営の安定と良質な労働力の確保、労使関係の調整などとなる。また労働者にと
っては実質賃金の上昇、快適な労働環境の改善など、生活の安定と福祉の向上などである。従来この分野には、労働法学や経営学からのアプローチは多くあったが、社会福祉学からはほとんどなかった。本書は、その位置づけにはじまって歴史、体系をわかりやすく紹介し、次に各論として企業が内外に自発的に行う企業福祉と、労働者の権利化したものを扱う労働者福祉にわけ、豊富な図表でくわしく説明した。
【目次】
刊行のことば/産業福祉論を学ぶにあたって(川村匡由)
章 産業福祉の位置づけ (川村匡由)
章 産業福祉の沿革 (川村匡由)
章 産業福祉の内容 (川村匡由)
章 労働者福祉 (亀井節子)
章 企業福祉 (亀井節子)
内容説明
働いている人のうち、雇われている人は8割を越える。その人たちとその家族の生活の安定を守っていくのが産業福祉である。これは企業側から見れば、良質な労働力の確保。ひいては経営の安定につながっていく。本書では、はじめに位置づけ、歴史、体系、しくみを、社会保障との関係も視野に入れ、わかりやすく紹介する。次に各論として、すでに権利化している労働者福祉と、企業が自発的に行っている企業福祉とにわけ、実際の運用状況に沿って豊富な資料でくわしく説明する。
目次
第1章 産業福祉の位置づけ(産業福祉の概念;産業福祉の目的と範囲)
第2章 産業福祉の沿革(海外の場合;わが国の場合)
第3章 産業福祉の内容(産業福祉の体系と行財政;産業福祉の課題)
第4章 労働者福祉(労働者福祉の意義;労働者福祉の沿革 ほか)
第5章 企業福祉(企業福祉の意義;企業福祉の沿革 ほか)