出版社内容情報
【内容】
フォーディズムの危機の克服が模索される中で、資本主義のグローバル化が進行している。レギュラシオン理論の主流派が、各国ごとの国民経済の経験的な分析に注意を集中しているのに対して、本書は、資本主義、国民国家と民主主義の連関を解明し、資本主義のグローバル化の進行と同時に民主主義を空洞化させた「国民的競争国家」が出現していると警告する。その上で提案する資本主義のグローバル化と国民国家に抗するオルタナティブ戦略は、混迷するグローバル時代にひとつの方向性を示す試みである。本書は、フランクフルト学派、レギュラシオン理論、ネオ・マルクス主義から出発した著者による批判的国家理論の集大成でもある。
【目次】
第1章 国家、諸国家システム、民主主義
第2章 フォーディズムの危機とその帰結
第3章 国民的競争国家
第4章 新世界秩序か、グローバルな混沌か?
第5章 政治的展望―競争国家を越える民主主義
内容説明
フォーディズムの危機の克服が模索される中で、資本主義のグローバル化が進行している。レギュラシオン理論の主流派が、各国ごとの国民経済の経験的な分析に注意を集中しているのに対して、本書は、資本主義、国民国家と民主主義の連関を解明し、資本主義のグローバル化の進行と同時に民主主義を空洞化させた「国民的競争国家」が出現していると警告する。その上で提案する資本主義のグローバル化と国民国家に抗するオルタナティブ戦略は、混迷するグローバル時代にひとつの方向性を示す試みである。本書は、フランクフルト学派、レギュラシオン理論、ネオ・マルクス主義から出発した著者による批判的国家理論の集大成でもある。
目次
第1章 国家、諸国家システム、民主主義
第2章 フォーディズムの危機とその帰結
第3章 国民的競争国家
第4章 新世界秩序か、グローバルな混沌か?
第5章 政治的展望―競争国家を越える民主主義