出版社内容情報
【内容】
19世紀末のシベリア農村に焦点を当て、従来の経済史的農村研究の枠組みを超え、多面的な農村生活の諸側面を総合的に分析する。調査報告書等の第一次資料を素材に農村研究の新しい可能性を描く!
【目次】
まえがき
地図/19世紀後半のシベリア
凡例
序 章 変動期のシベリア農村
第一章 農村自治
第二章 農戸の経営管理
第三章 土地保有・用益形態
第四章 祝祭と労働
終章にかえて――農民運動の展開
図表一覧
人名・地名・事項索引
内容説明
本書は、19世紀末に展開された同時代のロシア共同体の研究において、農地に対する共同体的規制が次第に強化され、部分的に定期的割替が発生しつつある地域として注目されたシベリアに焦点をあてて、農村の状況を社会、経済、生活、祝祭等の多方面から総合的に研究し、変革期の共同体農民の姿を具体的に浮かび上がらせたものである。
目次
序章 変動期のシベリア農村
第1章 農村自治
第2章 農戸の経営原理
第3章 土地保有・用益形態
第4章 祝祭と労働
終章にかえて 農民運動の展開